小さなお店にホームページは必要?不要なケースと判断の目安
「うちみたいな小さなお店にも、ホームページって必要なんだろうか」。お店を経営している方なら、一度は考えたことがあるかもしれません。
最近はInstagramやGoogleマップでお店を探せるため、ホームページがなくても営業できる時代です。実際、すべてのお店に必要なわけではありません。一方で、ホームページがないことで、知らないうちにお客様を逃している可能性もあります。今回は、急いで作る必要がないケースも含めて、どんなお店に必要なのかをお伝えします。
01ホームページを急いで作らなくてもよいお店
まず、次のようなお店なら、今すぐホームページを作る必要はないかもしれません。
- 常連のお客様だけで予約がほぼ埋まっている
- 紹介だけで十分な仕事が入っている
- これ以上お客様が増えても対応できない
- 閉店や事業内容の変更を予定している
例えば、常連のお客様で毎日満席になる小さな飲食店。新しいお客様を集めることより、今来てくださっている方へのサービスを充実させる方が大切な場合もあります。ホームページを作ったからといって、自動的にお客様が増えるわけではありません。
大切なのは、ホームページを作ること自体ではなく、お店にとって必要な役割があるかどうかです。営業時間や所在地などを伝えるだけなら、Googleマップの店舗情報を整えることで十分なケースもあります。
02お客様は来店前に何を確認している?
初めて行く飲食店や美容室を探すとき、皆さんはどのように調べるでしょうか。Instagramで見かけたり、知人から紹介されたり、Googleマップで偶然見つけたり。お店を知るきっかけはさまざまです。
ただ、気になったお店に行く前に、もう少し詳しい情報を確認する方も多いのではないでしょうか。
- どんなサービスやメニューがあるのか
- 料金はいくらくらいなのか
- 駐車場はあるのか
- 予約は必要なのか
- 初めてでも利用しやすそうか
こうした疑問に答えられる場所があると、お客様も安心して来店を検討できます。
SNSで知って、ホームページで確かめる。ホームページが役立つのは3番目の場面です。
ホームページの役割は、必ずしも新しいお客様を直接連れてくることだけではありません。すでにお店に興味を持っている方が、安心して次の行動に進めるようにすること。これもホームページの大切な役割です。
03InstagramやGoogleマップがあれば十分?
「Instagramを更新しているから、ホームページはいらないのでは」。そう考える方もいらっしゃると思います。もちろん、SNSだけで十分に集客できているお店もあります。ただ、それぞれのサービスには得意な役割があります。
InstagramなどのSNS
写真や動画を通じて、お店の雰囲気や日々の出来事を伝えるのに向いています。新しいお客様に知ってもらうきっかけにもなります。一方で、投稿が増えると、料金やサービスなどの情報を探しにくくなることもあります。
Googleマップ
所在地や営業時間、口コミなど、お店を探している方に役立つ情報を表示できます。地域のお客様に見つけてもらううえで重要なサービスです。ただし、お店の特徴やサービス内容を詳しく説明するには、情報の整理方法に制約があります。
ホームページ
料金・サービス・お店の特徴・よくある質問などを、目的に合わせて整理できます。お客様が知りたい情報を、わかりやすくまとめておけるのが強みです。ただし、ホームページを公開しただけで、多くの人に見てもらえるとは限りません。
SNSで知ってもらい、Googleマップで場所を確認し、ホームページで詳しく調べてもらう。それぞれを組み合わせることで、お客様に必要な情報を届けやすくなります。
04ホームページは集客以外にも役立つ
ホームページの役割は、集客だけではありません。例えば、次のような場面でも活用できます。
求人・採用
求職者がお店の名前を検索したとき、仕事内容や職場の雰囲気がわかるホームページがあれば、応募を検討する材料になります。
新しい取引先との商談
初めて取引する相手にとって、会社の所在地や事業内容が確認できることは安心材料の一つです。ホームページがあることだけで信用が保証されるわけではありませんが、事業内容を伝える手段として役立ちます。
電話対応の負担軽減
営業時間や定休日、料金、駐車場の有無など。よく聞かれる内容をホームページに掲載しておくことで、問い合わせ対応の負担を減らせる場合があります。
ホームページは、集客だけでなく、日々の業務を助ける道具にもなります。
05自分のお店に必要か判断するポイント
ホームページを作るべきか迷っている方は、今のお店の状況から考えてみてください。
ホームページを検討したいお店
- 新しいお客様を増やしたい
- 開業したばかり、または開業を予定している
- サービスや料金をわかりやすく伝えたい
- 同じ内容の問い合わせが何度もある
- 求人募集を考えている
- 店名で検索しても正しい情報が見つかりにくい
今すぐ作らなくてもよいお店
- すでに十分な予約や仕事が入っている
- 新規のお客様を増やす予定がない
- GoogleマップやSNSで必要な情報を伝えられている
- 事業内容や営業形態が大きく変わる予定がある
もちろん、当てはまる項目だけで判断できるものではありません。今のお店で困っていることを、ホームページによって解決できるか。そこを基準に考えると、必要性を判断しやすくなります。
06作るなら、最初はシンプルで大丈夫
「ホームページを作るなら、何ページも必要なのでは」。そう思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。小さなお店なら、まずは次の4つの情報をわかりやすく掲載するところから始められます。
- 何をしているお店なのか。サービス内容や取り扱っている商品など。
- どこにあるのか。所在地、アクセス方法、駐車場の有無など。
- いつ営業しているのか。営業時間や定休日、予約の必要性など。
- どうやって問い合わせるのか。電話番号、問い合わせフォーム、予約方法など。
もちろん、業種によっては料金表やメニュー、施工事例なども必要です。大切なのは、最初から情報を詰め込むことではなく、お客様が知りたいことを、迷わず見つけられるようにすること。最初は1ページのホームページから始めて、事業の成長に合わせて内容を充実させる方法もあります。
07まとめ|大切なのは、お店に合っているかどうか
ホームページは、すべてのお店に必要なものではありません。SNSやGoogleマップだけで十分な場合もあれば、ホームページがあることで、お客様に安心して利用してもらいやすくなる場合もあります。
作るかどうか迷ったら、一度ご自身のお店の名前をGoogleで検索してみてください。営業時間やサービス内容、料金など、お客様が知りたい情報はきちんと見つかるでしょうか。もし情報が不足していると感じたら、それがホームページを検討するきっかけになるかもしれません。
大切なのは、立派なホームページを持つことではなく、お店に必要な情報を必要な人へ届けることです。